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一般営業でのファールセンサー

筆者が新米の支配人だった頃、一般営業レーンでもファールセンサーを入れていました。
その理由は、ファウルされると、まずレーン上のオイルに滑って転倒事故の危険があること、シューズの裏に付着したオイルがアプローチに移り、アプローチのスライドが損なわれて転倒事故が起こること、オイルがスライドソールに付着して、レンタルシューズの寿命を損なうことなどです。
以上の理由から、お客様に注意を促しつつも徹底する目的でファールセンサーを作動させていました。
今思えば、なんと横暴な営業姿勢だったことでしょう。
それで改善したかと言うと、まずハウスボールユーザーの大半である善良な消費者が、ちょっと爪先が出ただけで「F」となり0点で興ざめしてしまいます。
中には悪いことをしたと泣き出す子供も出てきます。
要はレジャーボウリングの楽しさを奪う結果となったのです。
また、マイボールユーザーのうちの初級・中級レバルは、ファウルを恐れてファウルラインから遠ざかり、結果的にボールをアプローチにリリースするようになってしまいました。
その結果、オイルの付着したボールが頻繁に落とされるため、アプローチのスライドが損なわれました。
そして、なによりファールセンサー作動の標的としていたやんちゃな客層は、ファウルセンサーの仕組みを理解すると大きく跨ぐようになり、更に大きくレーン上に侵入するようになりました。
注意すると「ファウルブザーが鳴っていないからファウルじゃない」と反論してくる始末です。
スポーツボウリングにおいてファウルは反則ですが、レジャーボウリングではお客様を転倒事故の危険から守るために注意すべき事柄であって、「反則」として押し付けてはいけません。
やんちゃな客が入っていたレーンは、その都度手拭きでアプローチをクリーニングし、使ったシューズのスライドソールは後でオイルリムーブの処理を施しましょう。
レジャーボウリングビジネスを大切にしなければ、スポーツボウリングを守る原資を得ることはできないのです。

カテゴリー: ボウリング業界 思い出話 経験論

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