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成功の秘訣は方法論でなく生まれながらの運と才能

各種団体の催事に参加すると遭遇するのが、セミナーというコンテンツです。
多くは「啓発」を目的とし、困難な条件下で成功を収めた人物が講師として招かれます。
講師達に共通する指摘は「何故、私に出来た簡単な事柄が、貴方達は実行できないのでしょう」という内容です。
上から目線で発言する方も居れば謙虚な表現をなさる方も居ますが、共通するのは「ちょっとした気付きとそれを実行に移すか否か」が成功と失敗の分かれめだと言いたい訳です。
確かに、それは真理を含んでいます。
しかし、数多くのセミナーに参加する機会に恵まれて筆者が辿り着いた結論を、下記に述べます。
成功しセミナーの講師として招かれる皆さんとほぼ同じことをしたのに、失敗し破産・離婚などに追い込まれた敗北者が、成功者の何百倍も存在するだろうと想像できます。
その差はなんだったのだろうと考えますと、まず、個人そのものに圧倒的な差があります。
頭脳・度胸・体力のいずれかかもしくは全てが優れており、そして何よりも強運です。
セミナーに招かれるような方達はほとんど強烈な個性の持ち主ですから、その魅力で引き寄せた人間たち以上の数の人間を、遠避けていると思われます。
それでも有力な援助者、協力者、有能なパートナーや部下を引き止める強い魅力を持っていた訳ですが、出会いのタイミングや出会った時点での相手の年齢や技能・才能とこちら側の年齢・技能・才能との上下優劣関係を考え合わせれば、強運無くしては活かされないカリスマ性であり、同等のパーソナリティーを有する人物の多くが、その強運に恵まれず、成功を手に入れられなかったと筆者は勘ぐっているのです。
セミナーで、成功者が善意から成功の手ほどきをしてくださっても、それは結局、成功者の自慢話に過ぎません。
成功したからの結果論が、後付けの「成功の秘訣」になっている例が多過ぎます。
プロ野球の選手は野球入門書の監修はしても、「プロ野球で3割バッターになるためのセミナー」の講師は引き受けません。
そんなノウハウがあれば、大リーグから高給で打撃コーチのオファーがあるでしょう。
スポーツの世界での成功は、圧倒的な素質と例外的な強運との奇跡的な出会いが生み出すものと、スポーツ選手は知っています。
もっともらしい成功の方法論を作り上げて販売する商売が当たるのは、欲望の割に未熟な人間が多い「受験」と「金融」と「インターネットビジネス」ぐらいだと思いますよ。
本当に役立つセミナーは、失敗した人間の「あの時、ああすればよかった」という類いの話でしょう。
失敗の可能性は、成功の可能性より遥かに多く、我々凡人の周りに存在します。

カテゴリー: 経験論

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