今のボウリングが置かれた環境の中で、大衆にとって未知な部分のひとつに、学生スポーツとしてのボウリングがあると思う。
実際、ボウリング産業が低迷している要因の一つとして、社会の要職にボウリングファンが少ないことが挙げられるだろう。
今はやってないけれど、かつて青春の一時期、スポーツボウリングにのめり込んだ経験のある人が、政財界、官界、出版・放送業界などにもっと居れば、ボウリング振興にもっと協力を得られただろう。
いやらしい書き方をすれば、偏差値60以上の大学ボウリング部に業界は投資すべきだけれど、さすがにそういう差別的な施策は出来ないだろうな。
プロボウリングに投資するよりは、早慶戦を中心に大学のブランド力を利用するほうがボウリングのステータスを上げ、大衆の興味を惹起できるように思う。
全国の教育大学や教育学部にボウリング部をあまねく作り、業界で支援して教職員にディープなボウリングファンを作ることも有効なんじゃないかな。
【もしも映画を作るとしたら】
運動部もろくに無い進学校に入学した高校生が、友達になった連中と高校生活を充実したものにしたいと考えたけれど、中学まで運動部の経験が無い連中ばかりだから、今さら甲子園を目指して野球を始めても仕方が無いし、芸術的センスも無いから、文化活動で目立つのも無理。
そんな彼らが、ある日競技ボウリングの存在を知る。
調べてみると、運動部の弱い東京大学でもボウリングは強いことがわかる。
そこで東大ボウリング部を訪ねていくと、ボウリングは体力差を知力でカバーできる頭脳スポーツだと知った。
そして彼らは「東大合格とボウリングでの高校ナンバーワン」を目標に掲げる高校ボウリング部を作る。
学校側も東大合格という目標を評価して、多大な支援を約束し、成績の良い生徒に対して入部を斡旋する。
そのため、ボウリングよりも東大合格が優先するサークルになってしまい、初期の目的から逸れていきサークル内部に葛藤が生まれる。
あくまでも「勉強だけじゃない青春」にこだわる主人公たちは、実質上のボウリング部レギュラーメンバーとして活動を続けるが、学業成績を落とす者が出てきて学校からの圧力を受ける。
恋愛関係でギクシャクしたり、そんなこんなでボウリング部は存亡の危機を何度も乗り越える。
かつてお世話になった東大ボウリング部から、東大出身のプロボウラーを紹介される。
その人物から、ボウリングの練習法と東大合格のための勉強法を指導され、公開模試でも良い結果を得て、いよいよ高校選手権のアプローチに立つ…。
まあ、思いつきを書いてみたけれど「勉強のできる子がするスポーツ」というイメージが付けば商品力が向上するという、業界人としてのさもしい考えが底辺にあるのは否めない(笑)

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