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復興への狼煙(読後感)


GW中に読み終わっていたけれど、東海ボウリング場協会の三県合同総会が終わってから、この本の内容について考えてみようと思っていた。
この本はベテランのノンフィクション作家の手になるもので、「関係者に取材し公平な視点で書いている」という姿勢をとってはいるが、読み終わった印象はちょっとDHC寄りかな?と感じる。
まず、プロボウリング協会の幹部もボウリング場協会の幹部も蒙昧な人ばかりではないのに、皆がこぞってLBOを認めないとする以上、LBOの設立背景は、この本に書かれているような美談ではけっしてないだろう。
その他にも「?」な部分はある。
ただ、ボウリング業界のこの暗闘を一方の側がこのように描き出したのだから、プロボウリング協会も自己主張をすべきだと思うのだ。
プロボウリングがマイナー化していく要因のひとつに、理解してくれない者に対する説明や歩み寄りが乏しく、すぐに背を向けて自分の殻に閉じ籠もってしまう体質があるように感じる。
これって大相撲協会や他のスポーツ団体にも見受けられる体質かな。
日本の体育会系は大概が内弁慶で、内部の序列が外部に対する権威を伴わない場合が多いけれど、それで傷つけられやすい面倒くさい性質を持っていないかなぁ。

【追記】
このブログでこの本の紹介をしたことを、JPBAを脱会した山本氏がご自身のブログで褒めてくださっているけれど、LBO側に走った人物が喜んでしまうと、この本の背後にDHCが存在するという穿った見方を誘発すると思う。
業界で聞かされる内容は当事者の感情の入り混じったものばかりだけに、この本のような「事実の積み重ね」がDHCとJPBAの両者から公表され、その両方を拝見して判断したいのが第三者の気持ちではなかろうか。
サントリーが重要なスポンサーだからと中山会長を庇う日場協の幹部がいらっしゃるが、サントリーは日場協にとっては大切なスポンサーのひとつだけれど、プロ協会のスポンサーではないだろう。
大手広告代理店の営業社員は、クライアントとの宴席で裸踊りでも何でもする。
それに比べたら、プロスポーツ選手たちだけでは、スポンサーのご機嫌を取り結ぶのは難しかろう。
アスリートとしての誇りと自尊心が、営利団体としての機能を損なったとしか見えない。
プロボウリング興業会社が別個にあって、スポンサーとの窓口となる方がよかったと思う。
日場協の幹部の皆さんはプロ協会の設立背景を知るだけにシンパシーを感じているのは解るが、日場協非加盟のボウリング場に所属するプロボウラーやチャレンジマッチをおこなうプロボウラーがいるのだから、日場協はプロ協会のスポンサーになったら、こういうプロボウラーをどうするつもりなのだろう。
ましてや、公益法人になるのなら、営利団体の応援はできないのでは。

カテゴリー: ボウリング業界

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